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社内コミュニケーションを、お菓子と気の利いた一言で活性化!さらには人事評価にも活用

事例データ

【導入企業】

テスコム電機株式会社 (https://www.tescom-japan.co.jp/)

【事業内容】

美容・キッチンなどの家電メーカー

【商品】

オリジナルカレ・ド・ショコラ

【時期】

2020年10月

【用途】

社内コミュニケーションの活性化に利用

※カレ・ド・ショコラ9枚セットの複数デザイン対応は、現在1,600セット以上にて承っております。

今回の事例は「社内コミュニケーション」です。おかしプリントの効果については、東京大学との共同研究により「ペンやクリアファイルといった一般的なノベルティに比べ、お菓子へのプリントは約2倍以上記憶に残る」という結果が出ています。

この高い効果を社内のコミュニケーションに活用しようという試みです。

テスコム電機株式会社様は、事業拡大という右肩上がりの業績に伴い、徐々に社内コミュニケーションが薄まっていることに危機感を感じていらっしゃいました。しかし、おかしプリントのユニークな活用法のおかげで、社内コミュニケーション「右肩上がり」のきっかけがつかめたそうです。

「キレイをつくる」をキーワードに、美容および調理家電というフィールドで著名なメーカーです。同社のマイナスイオンドライヤーは有名で、日本の美容室の半分以上で使われ、美容室使用率No.1を誇っています。さらにドライヤーで培った回転部分や熱技術のノウハウを生かして、ミキサーの販売では販売数量15年連続No.1を維持(2019年まで)するなど、確かな技術力に支えられた製品作りに励んでいます。

2020年には創業55年、業績右肩上がりの会社の「悩み」とは

テスコムさんは、1965年に東京電販として渋谷で設立・創業されました。その後、自社製造工場を長野県松本に設立し、ドライヤー、調理家電の製造・販売を行い、2000年には松本に第2工場を、2015年には韓国に現地法人設立、フィリピンには自社工場も展開しています。

誰もがうなずくような右肩上がりの成長を示すテスコムさんですが、その成長の一方で、「社内コミュニケーションが、以前に比べ取りにくくなってきた」という社員の働き方に関する悩みを抱えていらっしゃいました。

今回、テスコム社内の働き方に関する会議が行われ、森永製菓株式会社のおかしプリント事業責任者である 渡辺 啓太も参加し、たくさんの意見や要望を聞かせてもらいました。いろいろあるなかで、どうも「社内の人に気安くお願いしにくい、依頼することにためらいを感じる」といった雰囲気に大きな問題が潜んでいるように感じられました。

社員の方からは、「すいませんけど、これ対応してもらえませんか、といったお願いの言葉を素直に言える、そういうコミュニケーションが増えるといいなあ」という声も。

これは困った兆候と言えるでしょう、社内の人に素直に気安く依頼できないとしたら、誰に依頼すれば良いのか、社員は戸惑ってしまいますし、それが業務の効率化に良い影響があるとは思えません。

そこでテスコムさんは、この社内コミュニケーションの問題を解決し、今まで以上にコミュニケーションを強化したいと考え、おかしプリントを使った解決策を探し始めたのです。

上司部下、部署を超えて社員同士が笑顔でコミュニケーションできるツール

奥ゆかしさをよしとする日本人には、「ありがとう」「素晴らしい」といった言葉を、声に出して口から発することを得意としない人もいます。だからお中元やお歳暮といった贈り物に思いを込める文化が存在したりするのです。

これは会社組織でも同じで、「指導を受けて助かりました」と素直に上司に言いたくても、どうも取り付く島がない。逆に「ありがとう、助かったよ」と言えばいいのに、年をとればとるほど口は重くなるようで、なかなかそれが言えないでいるベテラン社員もいるでしょう。「気持ちはあるが上手に表現できない」不器用な人が多いのも日本の会社の特徴かもしれません。気持ちはあるのに、それが活かされていないようです。

こんなギクシャクした状況ではコミュニケーションの向上も難しいと考え、まず必要なのは「コミュニケーションのきっかけ不足」と判断。そしてその解決に向けて、チョコとユニークなワード(言葉)をからめた「社内コミュニケーション活性化ツール」が開発されました。

それは写真をごらんになってお分かりのように、社員のみなさんが上手に表現できない部分を、おかしプリントが担ってあげましょうというものです。

利用したお菓子は「カレ・ド・ショコラ」という、チョコを一口サイズにラップしたもので、今回はその一つひとつにテスコム社内のコミュニケーション活性化に役立つ「きっかけワード」がプリントされています。

一番わかりやすいのは左上の「ありがテスコム」でしょうか。読んで字の如し、お礼をしたいときに、このチョコを相手に渡す、それがきっかけとなって互いのコミュニケーションを潤滑にしようというものです。

「ありがテスコム」の利用シーン

ありがテスコムを手渡す方は、場合によっては無言でもかまいません。でも、贈答されたほうは、こんな美味しいお礼を手渡されたら、すぐに「ありがとう!」の一言を素直に返すことができるでしょう。

「いえ、この間、仕事で助けていただいたので」

「あら、同じ部署にいるんだから、なんでも言ってね」

「先輩には、なかなか声をかけにくくて、でも今度からはすぐ声かけます」

「ホント、よろしくね!」

…なんて会話がなされたかは知りませんが、なごやかな雰囲気が熟成されていくのが想像できます。

これも2人の間に「ありがテスコム」と書かれたチョコがあるから互いに素直になれるというものです。とりあえず渡す方も受け取る方も、チョコに視線を向けていればいいわけで、これを言葉だけで行うとすると視線をどうすれば良いかに悩み、手持ちぶたさを感じて難しいのではないでしょうか。

8種のシーンを想定し、ユニークなメッセージを配置

このテスコム版、「カレ・ド・ショコラ」にはシーン別に8種類のワードが用意されています。

ありがテスコム / すぺさんテスコム / がんばっテスコム / たすかりテスコム / ぐっ!テスコム / おつテスコム / おもろーテスコム / りすぺくテスコム

いろいろなシーンに向けてユニークなワードをあてて、チョコを渡す二人の間に笑顔が生まれるような工夫がなされています。そして本来なら「ありがとう!」という言葉だけをプリントすればいいのに、わざわざ「ありがテスコム」としてジョークの香りをまぶすあたりは、とても素晴らしいセンスと言えるでしょう。しかも、コミュニケーションだけでなく、社内での評価にも活用されているとか。人事制度にお菓子のプレゼントを組み入れるとはなかなかユニークです。

また「ありがテスコム」なら自社内だけでなく、他社の人に渡しても素晴らしい自社アピールツールにもなりますね。

テスコム電機株式会社 管理本部 総務部人事課 宮坂 真由美 様からは、次のようなコメントをいただきました。

「上司から部下へ、若手社員から先輩社員へ、時には社長にも気軽に(チョコを)渡して話をしてもらう。このチョコをきっかけにして、新しいコミュニケーションが育っていけばと思っています」

テスコム電機株式会社 管理本部 総務部人事課 宮坂 真由美 様

「今回の取り組みを通じて、一人ひとりのやる気やモチベーションが上がることで、組織としてのチーム力を高め、オールテスコムとしてのものづくりをさらに発展させ、良い商品をお客様にお届けしたいと思います」

特に同社では、この仕組みを活用して、「たくさんチョコをもらった人にはスペシャルな特典」という人事評価も作ったとのこと。どんな特典かまでは、明かしていただけませんでしたが、「特典欲しさに、皆からお礼を言われるようなことをします!」というのもコミュニケーションの活性化に役立ちますから、人事評価にプラスがついても当然かもしれません。

1つのチョコで社内コミュニケーションの活性化だけでなく、新たな人事評価機能までスルっとすべりこませるとはさすがです。業績だけでなく、組織の力も右肩上がりとなることでしょう。

オリジナルお菓子で社内コミュニケーションを活性化!

おかしプリントは、社外向けのノベルティとしての活用ほか、社内のコミュニケーションを促進するツールとしてもご利用いただいています。オリジナルプリントのお菓子なので、市販品とは違った対話のきっかけになり、チームビルディングにも役立つことでしょう。テスコム様のように人事制度に採り入れるのは大掛かりですが、まずは気軽に社内イベントの記念品としてお試しいただくのはいかがでしょうか。