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みんなが納得、満足する手土産とは。定番ブランドだけが持つ安定感に注目

もらってうれしい、あげて楽しい手土産ですが、その中心はやはり洋和菓子のようです。あるアンケートによると手土産として7〜8割の人が和洋菓子を選ぶという数字があるくらいです(帰省の手土産に関するアンケート調査、株式会社アスマーク)。

また洋菓子は、ここ数年右肩上がりの成長を見せていて、特に焼き菓子は、クッキー、ケーキ、バウムクーヘンを中心に5年間毎年1〜2%の伸びを示しています(TPCマーケティングリサーチ、2019年発表)。

デパートの地下に行くと、きらびやかな洋菓子の店舗が立ち並び、美味しい誘惑にクラクラすることも多いはずです。

「手土産を持っていかなきゃ」というとき、何を選べば良いのかに、といった悩みが増えているのも事実です。有名ECサイトで「手土産」と検索すると、いきなり6000件といった数字出てきて、今度は選択のたいへんさにクラクラしてしまいます。こんなにいっぱいある中で、失敗しない手土産選びって、どうすればいいのでしょうか。

失敗しない手土産選びは、ズバリ「誰もが認める定番」

今回は、バブル明けの厳しい平成時代を生き抜いて、令和になっても評判が落ちない、定番中の定番の和洋菓子を10種ずつ紹介したいと思います。

定番といえども、選ぶときには「失敗しない」「相手に面倒をかけない」「手間なく食べられる」という点に注意して、さらに個包装/常温保存可/賞味期限がそこそこ長い、さらにはもらう方も気兼ねなく受け取れる3000円内外といった条件も加えて選んでみました。

「定番なんてつまらないな、ネットで調べて、ちょっと気の利いたものを」としてもかまいませんが、詳しくない分野で選んでも、それは失敗の元! ここは定番だけが持つ安定感を、選ぶときの目安にするのが、賢い方法と言えます。

洋菓子編

まずは洋菓子から。1度は口にしたという方も多いでしょう。どれも定番中の定番です。

1 ヨックモック シガール (48本入り、3000円)

1969年の登場以来、サクっとした食感と美味しい甘さが日本人を虜に。洋菓子の定番中の定番。

2 上野風月堂 ゴーフルアソートセット (3000円)

昭和4年(1929)ごろ誕生。パリっと割れてほのかに甘いクリームといっしょに、シャクシャク食べられる食感が特徴。

3 銀座ウエスト リーフパイセット (3000円)

256層のパイ生地のサクサク感に、白ザラメ糖のカリっとした歯ごたえが忘れられません。手軽でおいしいパイ菓子の代名詞。

4 鎌倉 豊島屋 鳩サブレー (28枚入り 3000円)

バター味が印象的なサブレーは、鳩の形が目にも楽しい。明治27年(1894)に鎌倉の地で生まれた長寿の定番。

5 アンリ・シャルパンティエ (フィナンシェ、マドレーヌセット 3000円)

1969年、芦屋で誕生。誰もが美味しいというフィナンシェを生んだのは1975年。それ以来40年以上の歴史を持ちます。

6 ユーハイム(バウムクーヘンセット 3000円)

日本で初めてバウムクーヘンが誕生した1919年以来、ドイツ菓子を日本に広める努力を続けています。2019年には「日本におえるバウムクーヘン100周年」を記念。

7 千疋屋 ピュアフルーツジェリー(8個 3000円)

江戸後期から果物や野菜を扱っていた老舗が作る、国産の果肉をおおきめにカットし光るゼリーに閉じ込めた宝石のようなお菓子。

8 ありあけ横濱ハーバー (ダブルマロン 16個 2600円)

横浜をイメージさせる船の形をかたどったマロンケーキ。しっとりした食感と栗の味わいが、パッケージの船のイラストとともに目に舌に残ります。

9 銀のぶどう (シュガーバターサンドの木 3000円)

知る人ぞ知る銀座の高級洋菓子店「銀のぶどう」がプロデュースするパイ菓子。ウエストのリーフパイをおびやかす新食感が特徴。

10 モロゾフ (アルカディア 345g  2000円)

1971年以来、厳選したナッツをふんだんにとりいれた焼き菓子として、安定した美味しさを保つ。アーモンドとカシューナットの歯ごたえの違いが記憶に残る。

和菓子編

「祖父祖母の代から手土産といえばコレ」というオタクも多いと聞きます。華やかさより深い味わいが欲しいときに。

1 虎屋 (小型羊羹10本 3000円)

いわずとしれた日本のお菓子の大定番。いまでも3日かけて作る羊羹は、1600年代ごろから朝廷に収めていたよう。

2 舟和 (おいもパイ 12個 1680円)

さつま芋のあんをバター風味のパイ生地でつつんだ、派手さはないが安心できるおいしさが人気。日持ちもするので安心。

3 銀座鈴屋 (栗甘納豆 15個 3000円)

1951年創業の甘納豆専門店で、栗の甘納豆は同社の代表選手。最近では、お豆のグラッセといった新商品展開も。

4 ひよ子本舗 吉野堂 (16個 2000円)

「丸いまんじゅうではなく、もっと愛されるものを」との思いから誕生。「かわいくて食べられない」という声もあるひよ子は1912年生まれ。

5 銀座あけぼの (せんべい それぞれ 12袋 2000円)※「それぞれ」は製品名です。

1948(昭和23年)創業の銀座あけぼのは、甘いものも美味しいが、ここは彩りが楽しい小さなおせんべいのパッケージ「それぞれ」をお勧め。

6 坂角総本舗 (ゆかり 24枚 2000円)

1889(明治22年)創業、坂角のえびせんべい「ゆかり」は、もともと漁師がエビのすり身をあぶり焼きにしたものが元祖とのこと。

7 両口屋是清 (旅まくら・志なの路・よも山、詰め合わせ 2000円)

1634(寛永11年)から饅頭を作り続け今に至る。有名な「旅まくら」は1950(昭和25年)の誕生。他にも「二人静」などの干菓子も有名。

8 文明堂 (カステラ巻 20個 2400円)

有名なカステラ専門店。1900(明治33年)から長崎で開業し、大正11年の東京出店を機に実演販売で人気になる。

9 榮太郎 東京ピーセン(15袋 1600円)

飴で有名な榮太郎の、さくさくとした塩味がおいしいライトテイストのおせんべい。エビ、チーズ、カレーなど味のバラエティも楽しい。

10 亀屋万年堂 (ナボナロングライフ22個 3000円)

1938(昭和13年)自由が丘で創業したころは和菓子中心でしたが、創業者のヨーロッパ旅行に触発され和菓子の感性+洋菓子の楽しさのナボナが生まれました。

 

話題が広がるのが定番の一番の強み

定番を誇るだけに、味は保証ずみ。もちろん、最近の急激なお菓子の進化から見ると、ものによっては「懐かしの味」かもしれませんが、誰もが安心して口にできる信頼感は大切なポイントです。

それより注目に値するのは、(ほぼ)100%、贈った相手も食べたことがある、味を知っているということ。今回紹介した20品からは、みんなの「ああ、懐かしい」「おいしいですよね、これ」といった声が聞こえます。ここから会話の糸口を掴んで、話題を広げていきましょう。

ベストテンなどの情報にまどわされず、足に地がついた手土産こそおすすめ

ネット調べた手土産ベストテンは、お菓子ライターが「とにかく新しい情報を」として探し出してきたものが多く、「まだ、誰も知らない」が記事として紹介するときのポイントです。馴染みの友人、仲の良いグループなら、新しいということも話題のひとつですが、大切な取引先や仕事仲間を、その中に引き込むのは考えもの。

「これ、今年の話題なんです!」といって、読みにくいフランス語のお菓子を渡されても、どう反応していいかわからないはず。相手を困らせないことは大切なポイントです。もちろん定番なら、こんなことはありません。

 

 

甘酸っぱい「ハイチュウ」、誰もがポキっと食べた「小枝」などなど定番が充実

おかしプリントで選べるお菓子には、「ハイチュウ」「小枝」「ミルクキャラメル」など定番が充実。誰もが知る定番お菓子をオリジナルパッケージで作れるので、どれを選んでも、贈る相手と楽しい会話をスタートできそう。

20〜30代には「ハイチュウ」、40代なら「小枝」「ミルクキャラメル」がおすすめでしょうか。場合によっては10代だったころの味が懐かしいかもしれません。それなら50〜60代に「ラムネ」という選択もアリですね。逆に若い世代に「ラムネ」というのは、新しい味の提供としてユニークで面白いかも。

おかしプリントの商品なら、どれを選んでも楽しい反応が期待できそうです。場合によっては、手渡したその場所で、開けて一緒に食べるという提案もグッドかもしれません。食を一緒にした人は、なかなか忘れられないものですから。